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文化財(美術工芸品)の修理記録アーカイブ構築に関する調査報告会のご案内

2023.02.27

 国立文化財機構では、文化庁の補助事業「美術工芸品修理のための用具・原材料と生産技術の保護・育成等促進事業」で実施している「修理記録や用具・原材料の生産技術の記録のアーカイブ化」の調査成果として、標記の報告会を2023年3月24日(金)にウェビナーにて開催いたします。文化財行政や博物館・美術館関係者、文化財を学ぶ学生・院生など、ご関心のある方々のご参加をお待ちしております。

1.趣旨
 文化財の修理に当たって記録を残し、情報を伝えることは文化財の長期的な保護に役立つだけでなく、修理によって得られた知見は、文化財を対象とした学術研究の発展に大きな寄与をもたらします。本年度から文化庁が進める「文化財の匠プロジェクト」事業の一環として、記録の保存状況の確認と情報の集約を進め、今後の文化財保護に積極的に活用できるアーカイブとして整備するための調査に着手しました。本報告会では、事業の趣旨と本年度の調査成果の説明と報告を行うとともに、文化財保護や学術研究の中で、修理記録がどのような役割を果たすのか専門家の立場から解説いただきます。

2.開催日時:2023年3月24日(金)14:00~16:30

3.開催方法:オンライン(ウェビナー) ※要事前登録・参加費無料(先着500名)

4.プログラム :
14:00 開会
14:00 開会挨拶:建石 徹(東京文化財研究所保存科学研究センター長・文化財防災センター副センター長)
14:05-15:35
 講演1「文化財保護の基礎としての修理記録とアーカイブ化」
 地主智彦(文化庁 地方展開企画調整官)
14:35-15:05
 講演2「文化財保護における修理記録の歴史と意義―仏教彫刻を例として―」
 皿井舞(学習院大学 文学部教授)
15:05-15:20 休憩
15:20-16:00
 調査報告「国宝・重要文化財の修理記録の伝来状況とこれからの課題」
 田良島 哲(東京国立博物館 特任研究員)
 片倉 峻平(東京国立博物館 博物館情報課 アソシエイトフェロー)
16:00-16:30 質疑
16:30 閉会

5.申込方法:参加ご希望の方は、下記応募フォームリンク先より必要事項をご記入の上、事前登録をお願いします。
 ※受付は終了いたしました。
 登録終了後、3月22日(水)に参加URLがtakumiproject(at)agasus.co.jpより送付されます((at) = @) 。
 登録締切り:2023年3月20日(月)
 ※参加申込に係る事務は(株)アガサスに委託しております。

お問合せ先:独立行政法人国立文化財機構本部事務局
 Tel:03-3822-1196
 E-mail:soumu(at)nich.go.jp
 ※ (at) は @ に置き換えて下さい.

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